​◆ 夜尿症って?

おねしょとは、夜寝ている間に無意識におしっこしてしまい、パジャマや布団をぬらしてしまう状態をいいます。
幼児期(5歳まで)の子どもがおねしょをするのはごく自然な状態です。まだ体が発達の途中で睡眠リズムなどができていないからです。

5歳をすぎても夜のおもらしが月に1回以上3ヶ月続く場合「夜尿症」と診断されます。生活指導や治療で改善できるものがほとんどですから、小児科の先生に相談してみましょう。
さらに、「夜尿症」の治療やお泊まり対策が必要になるのは小学校に上がってからが多いです。
年齢別の割合では、5歳で15%、10歳で5%、15歳で2%ぐらいのお子さまに夜尿症がみられます。小学校の修学旅行に参加する11歳前後でも1クラスに1~2名程度はおねしょするお子さまがいるのです。

また、子どもの内にしっかりと治療を行わないと、大人になっても夜尿症がみられることもあります(200人に1名程度)。
最近は学校の行事などが多くなり、幼稚園や小学校低学年から宿泊体験が始まるため、昔よりも早い時期からおねしょ対策に敏感な親御さんが多いようです。

​アラーム治療法

おねしょアラームは、尿の水分をセンサーが感知して無線式のアラームが鳴る装置です。睡眠中に尿を感知してアラームが鳴ることにより、無意識のうちに自分で排尿を止めることができたり、尿意でトイレに起きることができるようになります。また睡眠中の膀胱容量も増やします。
お子さんが6歳前後になっておねしょを治したいと希望するようであれば試みてよい、薬を使わない治療法です。世界的にはアラーム療法は夜尿症の治療の中で最も広く利用されています。

アラーム装置はセンサー部とアラーム部の2つからなり、寝る前にお子さんに専用のオムツパットを履かせて、オムツパットに非常に小さなセンサーをつけ、おしっこでパットがぬれると枕元に置いた無線式アラームが鳴って、お子さんに排尿を気づかせる仕組みになっています。ただし最初はお子さんが自分でアラームに気づくことはないので、アラームが鳴ったら、ご両親どちらかがお子さんに排尿があったことを伝える必要があります。無理にトイレに連れて行ったり、完全に覚醒させる必要はありません。

効果が出てくると夜中に起きなくても朝までおねしょをしないでおしっこをためられるようになります。

早く効果が出るお子さんでは、使い始めて1ヶ月程度で効果が実感でき、3〜6ヶ月でおねしょが全くなくなる画期的な治療方法です。

​夜尿症専門医・小児科医 池田裕一 先生 著

© 2018 Copyright SANWA Corpration. All right reserved.

  • Grey Facebook Icon
  • Grey Twitter Icon
  • Grey YouTube Icon